毎日の食事から栄養がとれているのか不安…
そんなお声をよくいただきます。
実は最近『かくれ栄養失調』の方が増えています。
栄養失調といえば、戦時中などの食糧事情が悪かったころの話とイメージが強いのですが、
飽食の現代でも、偏った食生活が引き金となって起こる、かくれ栄養失調が懸念されています。
「かくれ栄養失調」とは、見た目は健康そうに見えるのに、特定の栄養素が不足している状態のことを指します。
例えば、糖質や脂質に偏った食事でカロリーは足りているのに、実際にはたんぱく質やビタミンミネラル等は不足している状態。
かくれ栄養失調が血糖値に影響を与えることがあります。
特定の栄養素の不足は、血糖値のコントロールにに悪影響を与えます。
例えば、食事中の炭水化物の量や種類、脂肪の質、食物繊維の摂取量などは、血糖値の上昇に影響を与える重要な要素です。
ビタミンミネラルが不足するなど必要な栄養素が不足している場合、血糖値のコントロールが難しくなります。
また腸の吸収力の低下し、バランスを考えた食事を取っても、腸の働きが悪くうまく栄養を吸収することができないこともあります。
まずは
『実際に食事からとれている栄養』と
『体に必要な栄養』を知る事。
自分の食生活の現在地を知る事が大切です。
必要な栄養、過剰になっている栄養素を知る事で
お悩み改善のきっかけになる事も多いのです。
【かくれ栄養失調改善のポイント】
①現在地を知る(栄養バランスチェック)
アプリを使って食事バランスを確認するのもおススメです。
あすけんやカロミルといった無料で食事分析ができるアプリがあります。
②ビタミン・ミネラル・食物繊維の不足解消
食物繊維は腸の健康を保つだけでなく、血糖値の上昇を抑制する効果もあります。
野菜、果物、穀物、豆類などの様々な食品から摂取する習慣をつけましょう。
③たんぱく質不足を解消
たんぱく質は夕食に過剰になり朝食や昼食で不足する傾向があります。
毎食たんぱく質の摂取ができているか確認しましょう。
④腸内環境を改善する
海藻類、乾物、発酵食品、きのこ・発酵食品など
腸内の善玉菌が喜ぶ食材を取り入れましょう。